スノーピーク、焚火や手ぶらBBQのサービス提供 都内のアウトドア体験に商機:複数プランを用意
スノーピークは7月1日、焚火やBBQといったアウトドア体験を提供する「Snow Peak TAKIBI LOUNGE(スノーピーク 焚火ラウンジ)」をオープンする。都内では焚火を楽しめる場所が少なく、移動が不安な顧客も多い。高まるアウトドア需要に対応する。
スノーピークは7月1日、焚火やBBQといったアウトドア体験を提供する「Snow Peak TAKIBI LOUNGE(スノーピーク 焚火ラウンジ)」をオープンする。場所は、ショッピングモール「モリパーク アウトドアヴィレッジ」(東京都昭島市)に同社が出店している「スノーピーク 昭島アウトドアヴィレッジ」の屋外スペース。コロナ禍で高まっているアウトドア需要に対応するのが狙い。
焚火ラウンジは、「TAKIBI プラン(2時間)」や「手ぶらBBQプラン(3時間)」などを提供する。前者の場合、薪1束、焚火台、ベースプレート、炭床、火ばさみ、チェア、テーブルを貸し出す。1組4人までで、価格は5500円。その他、軽食メニューとして、「おつまみセット(乾き物3種盛り合わせ)」(600円)なども用意した。
同社は焚火ラウンジをオープンした背景について、「コロナ禍でアウトドアの需要が高まる中、都内で焚火ができる場所が少ない、という声が多く聞かれる。県を跨ぐ移動や中・長距離の移動に不安を感じる方もおり、都心でアウトドア体験が可能な場所が求められている」と説明する。
矢野経済研究所によると、2020年の国内アウトドア市場規模は販売金額ベースで、前年比94.7%の4895億2000万円。ただ、今後数年は堅調な伸びを示す見通しだ。一方、アウトドア市場に商機があるとして、異業種からの参入も相次いでいる。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - 「生ビール190円」の原価率は85%? お客が3杯飲んでもしっかり利益が出る仕組みとは
「生ビール1杯190円」という看板を見かける。安さでお客を引き寄せる戦略だが、実は隠されたメリットもある。どんな狙いがあるのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.