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モバイルバッテリー貸し出し「ChargeSPOT」、全国のセブン7000店舗に設置:利便性向上狙う
2018年4月にローンチしたモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」。全国のセブン-イレブン約7000店舗に設置する。顧客の利便性向上を狙う。
モバイルバッテリーシェアリングのサービスを展開するINFORICH(東京都渋谷区)は6月28日、同社の「ChargeSPOT」をセブン-イレブン約7000店舗に設置すると発表した。提供エリアを拡大し、顧客の利便性を向上させるのが狙い。セブンは、スマートフォンの充電環境を整備し、生活サービスの拠点としての機能を強化することを目指す。
ChargeSPOTは「モバイルバッテリーを『どこでも借りられて、どこでも返せる』」がコンセプトのサービス。利用料金は30分未満で165円。その後の48時間までは330円でレンタルできるのが特徴。利用者が専用アプリで付近のバッテリースタンドを探し、借りた後は別のバッテリースタンドに返却できるようにしている。
2018年4月にサービスを開始してから1年後には全国47都道府県に展開。国内だけでなく、香港、タイ、台湾でも使えるようにしている。
同社は21年6月28日からChargeSPOTを都営地下鉄大江戸線の上野御徒町駅や光が丘駅に設置している。東京都交通局は、同サービスを導入した背景について、利用者のキャッシュレス化が進んでいることを挙げる。交通系ICカードもモバイル対応が進んでおり、駅の利用者が手軽に充電できる環境を整えることが、利便性向上につながるとの判断だ。
ChargeSPOTはタリーズコーヒーなどのコーヒーチェーンや空港への設置も進めている。
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