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アダストリア、21年3〜5月期は2億円の黒字転換 店舗の営業環境が改善:ニコアンドなどを運営
アダストリアが発表した21年3〜5月期の連結決算。純利益は2億円(同36億円の赤字)だった。店舗の営業環境が改善したことなどが影響し、黒字に転換した。
「グローバルワーク」や「ニコアンド」などを展開するアダストリアが6月30日に発表した2022年2月期第1四半期(21年3〜5月)の連結決算は、売上高463億円(前期比39.4%増)、営業利益6億円(前年同期は47億円の赤字)、純利益は2億円(同36億円の赤字)だった。前期に比べ店舗の営業環境が改善したことなどが影響し、黒字となった。
緊急事態宣言の発出により、4月以降は対象地域の商業施設で休業や営業時間の短縮などが行われた。しかし、20年は4月25日から約2週間にわたり国内1248店が全て休業していたのに対し、21年は4月25日時点での休業は345店にとどまっていた。店舗の営業環境が回復した結果、国内売上高は前期比41.2%の増収となった。
EC販売は、自社EC「ドットエスティ」の取組みを強化したほか、EC専業ブランドを運営する子会社が堅調に推移したことから、前期比5.6%増となった。
海外では、中国が前期比196.9%の増収だった。ニコアンド上海2号店の出店が寄与した形だ。また、新型コロナウイルスの影響が小さかった香港、台湾でも増収増益となり、海外事業全体で18.4%の増収となった。
22年2月期の業績予想は据え置き、売上高2190億円(前年実績1838億円)、営業利益65億円(同7億円)、純利益38億円(同6億円の赤字)を見込んでいる。
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