ユニクロが新スポーツ衣料を発売 発汗場所や量を検証して開発:環境に配慮した素材・製法を採用
ユニクロが、スウェーデンのスポーツ選手らと共に開発したアスリート仕様のコレクション「UNIQLO+(ユニクロプラス)」を発売する。
ユニクロは、スウェーデンのスポーツ選手らと共に開発したアスリート仕様のコレクション「UNIQLO+(ユニクロプラス)」を6月7日に発売すると発表した。ユニクロ有明本部に新設した「服の基礎研究所/ラボ(人工気象室)」で研究を行い快適性を追求。リサイクル素材や環境に配慮した製法を採用し、機能性とサステナビリティを兼ね備えた商品として訴求する。
同製品は、ユニクロ初のチームブランドアンバサダー「ユニクロ チーム スウェーデン」に所属するスウェーデンのトップ選手ら13人の意見を反映して開発した。真夏の温湿度を再現する気象テストや機能実験を行い、運動時の発汗場所や量を検証。通気・透湿性を向上させ、服のクオリティーと完成度を高めた。
例えば「ニットジャケット」(6990円)は、発汗しやすい背中部分の通気性を向上させ、軽量とストレッチ性を実現した商品として展開する。
商品のカラーリングは、スウェーデンの国旗色であるブルーやイエロー、ライトグレーなどを採用。見た目も涼しく軽やかに感じられるよう工夫した。
また、「ウルトラストレッチアクティブジャケット」(4990円)や「ドライEXクルーネックT」(2990円)、「ウルトラストレッチアクティブパンツ」(2990円)などには、環境に配慮した素材を使用した。ペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル素材やバイオマス原料由来のポリエステル繊維を採用している。
パーカにはフッ素を使わないはっ水加工剤、ニットには素材ロスを最小限にする編み製法を導入した。
ラインアップは男女それぞれ7品目で、価格は2990〜6990円。国内のユニクロ24店舗とオンラインストアで販売する。
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