キャンプを始める際の初期投資額は? アウトドアブームの実態調査:1000人に聞いた(2/2 ページ)
アウトドア活動が流行している。キャンプを始める際の初期投資額はどの程度なのか? 調査してみると……
キャンプを始める際に購入したものは?
キャンプを始めるにあたり最初に買いそろえたものは、1位が「テント」(63.9%)、2位が「テーブル・チェア」(51.6%)、3位が「シュラフ(寝袋)」(46.7%)と、基本的なアイテムが並んだ。一方で買わなくてよかったものを聞くと、全てのアイテムで「買わなくてよかった」という回答が5%未満だった。不要なものはないと考えている人が多数派だった。
アウトドアグッズで「意外とあると便利なもの」では、1位「虫除け道具」(27.9%)、2位「バーナー」(24.6%)、3位「応急処置・救急箱」(20.8%)だった。虫除け道具は「スプレータイプが便利」、バーナーは「すぐに火が欲しい時に便利」という経験から得られた回答が見られた。また、クーラーボックスはベンチやシートの重し代わりになる、レジャーシートは雨や風避けやタープ代わりになるといった回答もあった。1つの道具でも多目的に使える機能性が重視されているようだ。
アウトドアグッズの購入場所は「アウトドア・キャンプ用品専門店」(82.0%)が最も多く、次いで「ホームセンター」(66.8%)、「ECサイト」(58.0%)だった。また、4位は「100円ショップ」(41.2%)で、キャンプ歴1年以内の51.6%が「100円ショップ」を選択していた。キャンプ初心者が利用しやすい購入場所になっていることがうかがえる。
コロナ禍で話題となった「おうちキャンプ」や自宅のベランダで行うキャンプを指す「ベランピング」について、「したことがある」が36.8%、「したことはないがしてみたい」が33.8%で、関心のある層は計70.6%だった。外出自粛の中での楽しみ方の一つとして、注目が集まる。
今回の調査は、キャンプを自分で計画・実行したことがある全国20〜60代の男女を対象に、インターネット上で実施した。期間は21年6月3〜4日、有効回答数は1000人。
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