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ワタミの「から揚げの天才」100店舗達成 「いきなり!ステーキ」とほぼ同じ出店ペース:コロナ禍で生き残る(2/3 ページ)
ワタミが展開するから揚げ専門店「から揚げの天才」が100店舗を達成した。FC加盟店を増やすため、低コストで出店できるモデルを開発した。中国にも出店する。
200店舗実現のため新たな出店モデルを提案
ワタミはFC加盟のハードルを下げるため、初期投資をさらに抑えた「380万円出店モデル」を新たに投入する。脱サラや定年退職した人への提供を見込んでいるという。
また、顧客満足を向上させるため、主力メニューのから揚げ「デカから」のバリエーションを増やす。8月1日から、レギュラーメニューを既存の3品から6品にするとともに、期間限定限定メニューも1品から2品にする。常時8品を提供する体制とする。平均的な顧客は1カ月のうち4回来店していることが分かっており、選ぶ楽しさを提供する狙いがある。
出店スピードを落とす条件
かなり早いペースで100店舗を達成したが、店舗の質に問題はないのだろうか。ワタミの渡邉美樹会長は「立地に徹底的にこだわっているだけでなく、従業員の教育にもチカラを入れているので、チェーン崩壊は起きない」という見解を示した。もし、従業員の教育が追い付かないといった事態になれば、出店スピードは落としていくという。
また、渡邉会長はから揚げ店がコロナ禍で急増している状況について「もともとレッドオーシャンで勝負することは分かっていた」と説明。から揚げの天才は低コストで出店できるフォーマットになっているため、「レッドオーシャンでも勝ち抜くことができる」と自信を示した。
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