レジ袋有料化は「成功だった」と考える人が「失敗だった」を上回る:1年が経過(2/2 ページ)
レジ袋有料化から1年が経過した。この施策について利用者はどのように考えているのか。2000人に聞いた結果は?
レジ袋有料化を支持しない理由は?
レジ袋有料化は「失敗だった」と回答した人からは「マイバッグはただ万引きが増える要因になっただけ」(40代男性)や「エコバッグは不衛生な環境での利用例が多く、利点よりも欠点の方が大きいと感じる」(30代男性)といったように、マイバッグのデメリットを指摘する声が寄せられた。また「ごみ入れに使うためにわざわざレジ袋を買わなければならない。要らぬ出費だ。レジ袋以外に買わされているプラごみを何とかして欲しい」(60代男性)や「エコバッグを忘れた時にすごく損した気分になるし、レジ袋をもらわなくなってからごみ箱に入れる袋がなくイライラする」(30代女性)といったように、余計な出費が増えたことに不満を抱く人もいた。中には「お店の人が(レジ袋を購入するかどうか)いちいち聞いたりで大変そうだから」(40代男性)というように、従業員のオペレーションの負担が増えることを心配する声もあった。
「どちらとも言えない」理由は?
「どちらとも言えない」と回答した人は「CO2削減の成果が見えないから分からない」(50代女性)や「レジ袋を購入はしないが、結果どうなったか知らないのでどう判断したらいいか分からない」(60代男性)など、具体的な効果が見えないことをその理由として挙げた。また「ごみ袋など二次利用されていたものが無料でなくなったことはマイナス点。資源節約にはなっていると思う」(50代男性)や「エコにはなってると思うが、どこでもエコバッグを持ち歩く面倒さは増えた」(30代女性)といったように、メリットとデメリットを両方感じているため、成功・失敗のどちらかを明確に判断できないという声も寄せられた。
今回の調査は、7月4〜7日、インターネット上で実施。2000人の男女から回答を得た。
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