2015年7月27日以前の記事
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イオンカード、ときめきポイントをWAON POINTに変更 一本化で分かりやすく 収益力アップへ1ポイントから使える

イオンは、イオンマークのクレジットカードの利用額に応じて付与する「ときめきポイント」を、9月11日から「WAON POINT」に変更する。客がポイントを使いやすい環境を整え、イオングループの収益力向上につなげる。

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 イオンは、イオンマークのクレジットカードの利用額に応じて付与している「ときめきポイント」を、9月11日から「WAON POINT」に変更する。支払い方法によってバラバラだったポイントを統一して利便性を高め、イオングループの収益力向上につなげる。

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クレジット・デビットカードでの支払いで付与している「ときめきポイント」を「WAON POINT」に変更する=イオンの公式サイトより

 これまでは、現金や電子マネー「WAON」で支払う場合はWAON POINT、イオンカードで支払う場合はときめきポイントが、それぞれたまる仕組みにしていた。WAON POINTは1ポイントから支払いに使えたが、ときめきポイントは1000ポイント以上からでないと、商品や他のポイントに交換できない仕様だった。

 今回の仕様変更により、客の再来店のモチベーションを高め、利用額の増加を狙う。WAON POINTに統一した分かりやすい販促も可能になる他、ポイントの魅力向上によってイオンカードの新規加入者数の増加も見込む。

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客がポイントをためやすく、使いやすい環境を整え、イオングループの収益力アップにつなげる=イオンの決算資料より
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イオンのニュースリリースより

 イオンが7月7日に発表した2021年3〜5月連結業績は、売上高に相当する営業収益が2兆1532億円(前年同期比3.7%増)と、過去最高を更新。純利益は50億円(同539億円の赤字)と大幅増益で、第1四半期としては3期ぶりに黒字に転換した。

 このうち、総合金融事業は、営業収益が1232億円(同12.0%増)、営業利益が220億円(前年同期は6億円の赤字)と増収増益。カードショッピングでは、食品スーパーやドラッグストアでの売り上げが好調だったことに加え、巣ごもり需要対策として家電量販店でのキャンペーンなどにも注力し、取扱高を伸ばした。

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