青森県の「住みここちランキング2021」発表 青森市、おいらせ町を抑えての1位は?:大東建設が調査(1/2 ページ)
大東建設が青森県の「住みここちランキング2021」を発表した。3位「青森市」、2位「おいらせ町」、1位は?
大東建託は、青森県在住の成人男女を対象とした居住満足度調査を実施した。住みここち(自治体)ランキング1位は「弘前市」だった。続く2位は「おいらせ町」、3位は「青森市」となった。
弘前市は、県の西部に位置し、県内人口は青森市、八戸市に次ぐ3番目で弘前藩の城下町として栄えた歴史ある街だ。桜の名所である「弘前城」や「弘前ねぷたまつり」が有名。りんごの生産量が日本一であることも知られている。
自治体担当者は「歴史的建造物が数多く残るレトロモダンな街並みが魅力です。また、春のさくらまつり、夏のねぷたまつり、秋の弘前城菊と紅葉まつり、冬の弘前城雪燈籠まつりなど、四季の移ろいを楽しむイベントには多くの市民・観光客が訪れます。市街地には住宅や店舗、医療機関が多いため利便性が高く、郊外へ出ると豊かで美しい自然に触れ合うことができる暮らしやすい街です」と話す。
居住者からは「車で10分圏内にデパートや大型スーパー、ホームセンター、映画館や娯楽施設があります。飲食店も多く、銀行や郵便局、公共施設もあり、生活に不便は感じません」(57歳女性)や「自然がいっぱいで、静かでのどか、子供を安心して遊びに行かせることができます。コンビニ、スーパー、薬局、学校が全部近くにあり満足です」(41歳女性)といったコメントが寄せられた。
2位のおいらせ町は県東南部に位置する。青い森鉄道の駅が2駅あることに加え、三沢空港、JR八戸駅(新幹線)、八戸港フェリーターミナルまで車を使えば30分以内でアクセス可能といった交通利便性が高く評価されている。
自治体担当者によると「比較的雪が少ない住みやすい地域です。近隣の八戸市、十和田市、三沢市や空港、新幹線駅までのアクセスもよく、高速道路や鉄道も通っているので、県内外へも足を伸ばしやすいです。小中学校の給食費無料など子育て支援策が充実しています。また、豊かな自然環境はもちろん、大型商業施設やスーパーなどが進出しているため、子育て世代に最適です」という。
居住者からは「自然豊かな街です。公共のキャンプエリアがあるのでアウトドアを楽しめます」(70歳女性)や「子供の医療費が無料なので助かっています」(45歳男性)などの回答があった。
3位は、県庁所在地の青森市だった。東北地方を縦貫する鉄道路線の停車駅が点在するほか、東北新幹線の終点駅、北海道新幹線の起点駅があり、交通の結節点として機能している。
自治体担当者は「八甲田連峰や陸奥湾などの美しい自然、りんごやホタテなどの豊富な食材に加え、青森ねぶた祭や三内丸山遺跡、小牧野遺跡などに代表される文化や歴史が深い街です」と話す。
居住者は「大通りの1つ内側に住んでいるにもかかわらず、冬に除雪車が来る以外はとても静かな環境です。自治会も区画で細かく班分けされており、しっかり運営されていると感じます」(37歳女性)や「地域の目が行き届いているので、子どもたちが危ない目に遭うなどは少ないと思います」(45歳女性)といった意見を寄せた。
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