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増え続ける「ガシャポンのデパート」 仕掛け人が語った「第4次カプセルトイブーム」の実像:仕掛け人を直撃(1/4 ページ)
バンダイナムコアミューズメントが運営するカプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート」が急増している。運営の実態はどうなっているのか。「第4次カプセルトイブーム」について担当者に話を聞いた。
バンダイナムコアミューズメントが運営するカプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート」が急激に増えている。1、2号店を2020年8月にオープンした後、全国28店舗で営業するまでになった(7月16日時点)。
現在、第4次カプセルトイブームが到来しているという。「ガシャポンのデパートのメインターゲット」は20〜30代の女性だが、ファミリー層なども取り込んで売り上げ目標の2倍を達成している。仕掛け人が語ったブームの実像とは。
ガシャポンは年々進化している
ガシャポンのデパートではさまざまな商品を販売しているが、需要があるのはキャラクター商品ばかりではない。
現在、同社にガシャポンの中身を供給するメーカーは30社ほど。月にだいたい200アイテムほどが発売されるという。そのなかで話題になりやすいのはユニークな商品だ。
例えば「バスの降車ボタン」。日常生活では、一度に押せる人は1人だけで、いたずらに何度も押すわけにもいかない。それがカプセルトイになることで、いくらでも押し放題。特に若い女性は、そんなささいな体験で身近な人と盛り上がったり、SNSなどにアップしたりするといった楽しみ方をしているという。
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