首都圏版「住みここちランキング2021」 3年連続1位の街は?:大東建託が調査(1/2 ページ)
大東建託が首都圏版「住みここちランキング2021」を発表した。住みここち1位に選ばれた街はどこだったのだろうか?そのほか、住みたい街や駅ランキングも発表。
大東建託は、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)在住の成人男女を対象とした居住満足度調査を実施した。住みここち(自治体)ランキングの1位は3年連続で「東京都中央区」、2位は「東京都文京区」、3位は「東京都港区」という結果に。
1位の中央区は、銀座や日本橋など全国的にも有名な商業中心地である一方で、月島や人形町など下町風情もあり、東京都を代表するエリアのひとつだ。また、臨海部の勝どきや晴海周辺は都心部再開発などにより大規模マンションが多数あり、交通利便性だけでなく、生活利便性も高い地域となっている。
居住者からは「買い物、交通、通勤がとにかく便利です。羽田・成田空港へのアクセスもいいです」(41歳男性)や「都心部でありながら歴史の深い地域なので史跡などが充実しています。昔ながらの商店街もあり、気さくに地域に入り込める点が魅力です」(58歳女性)といったコメントが寄せられた。
2位は、新宿区と台東区の間に位置する文京区。中高一貫校や大学が多くある緑豊かな文教地区だ。静かで治安もいいことが高評価につながっている。
自治体担当者は「警視庁の発表によると、文京区は23区内で刑法犯認知件数が最も低く、治安の良さが魅力の1つになっています。また、文京区は港区に次いで坂の数が多い街として知られています。名前がついている坂だけで110を超え、森鴎外や夏目漱石といった多くの文豪の作品にも影響を与えました。歴史散歩や街歩きとして人気の街です」と話す。
居住者からは「子育て世代が多く、教育施設や医療機関が充実しているため安心して住めます」(41歳男性)といった回答があった。
3位の港区は、ホテルや商業施設が並ぶ六本木や赤坂、各国大使館が密集する麻布や広尾、ブランドショップが並ぶ青山など洗練されたイメージから高評価を獲得している。
自治体担当者は「観光やビジネスを目的として国内外からたくさんの方が訪れる、東京の玄関口です。台場、六本木、汐留、麻布十番といった人気のスポットや、青山、麻布、赤坂、高輪、芝浦などの個性的な豊かな街並み、歴史を感じさせる文化財や史跡など、伝統的なものと近代的なものとが調和した魅力あふれる街です」と話す。
居住者からは「綺麗な街並みと静かさがいいです。都心でありながら緑が多い点が魅力です。アクセスや治安のよさが住みやすさにつながっています」(59歳男性)や「高級住宅街でありながら気取っておらず住みやすいです。昔ながらのお祭りや近所のイベントが多く、都会にいながら地元感を味わえます」(29歳女性)といった意見があった。
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