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三菱地所、「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の建て替えを発表 2023年に閉館:有楽町の再開発始動
三菱地所は7月28日、有楽町ビルと新有楽町ビルの建て替えを発表した。2023年に閉館する予定。有楽町を中心とした再開発に乗り出し、まちの魅力を高めていく狙いだ。
三菱地所は、東京都千代田区有楽町1丁目に所有する「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の建て替えを発表した。両ビルは2023年を目途に閉館する予定。
有楽町ビルと新有楽町ビルは、JR有楽町駅前に位置する。有楽町ビルは1966年の完工から約55年、新有楽町ビルは1967年の完工から約54年が経過した。建て替えにより、テナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応の強化、災害時における事業の継続性を意識した防災機能の強化を図る。
また同社は、20年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のまちづくりを「丸の内 NEXTステージ」と位置付け、人・企業が集まり交わることで新たな価値を生み出す舞台を目指す。19年12月からは、有楽町エリア再構築の先導プロジェクト「有楽町 Micro STARs Dev.(マイクロスターズディベロップメント)」を始動した。
三菱地所グループの「長期経営計画2030」では、有楽町を重点更新エリアの一つと定め、「文化芸術・MICE(Meeting、Incentive tour、Conference、Exhibitionの頭文字をとった造語)を核としたまちづくりのショーケース」を目標とする。アートを通じまちの価値を再構築する取り組みを実施し、まちの魅力を高めていく考えだ。
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