中高生のなりたい職業、「ゲーム実況者」「ボカロP」が新たにランクイン 1位は?:中高生1000人に調査(1/2 ページ)
ソニー生命保険が「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」を実施。2019年の同調査と比較して、中学生のなりたい職業には「ゲーム実況者」「ボカロP」が新たにランクイン。高校生のなりたい職業は「公務員」「教師・教員」「保育士・幼稚園教諭」が順位上昇した。
中学・高校生は、将来どんな職業に就きたいと考えているのだろうか。中学生200人、高校生800人に聞いた結果、男子の1位は「YouTuberなどの動画投稿者」、女子の1位は「歌手・俳優・声優などの芸能人」であることが、ソニー生命保険(東京都千代田区)の調査で分かった。
本調査は、2017年、19年に続く3回目。男子中学生のなりたい職業は、前回と同じく1位「YouTuberなどの動画投稿者」(23.0%)、2位「プロeスポーツプレイヤー」(17.0%)だった。1位は「憧れの人がいるから」「活動している人を見て自分もやりたいと思ったから」、2位は「ゲームが好きだから」「選手を見てかっこいいと思ったから」などが理由に挙げられた。
3位は前回5位の「社長などの会社経営者・起業家」(15.0%)、4位は前回と同じく「ITエンジニア・プログラマー」(13.0%)、5位は「ゲーム実況者」(12.0%)が初めてランクインした。前回10位だった「会社員」は、今回「公務員」「プロスポーツ選手」(各8.0%)とともに同率6位となった。
女子中学生のなりたい職業は、前回と同じく1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(17.0%)だった。「憧れているから」「尊敬する歌手がいるから」などが理由に挙げられた。2位は前回7位の「YouTuberなどの動画投稿者」(16.0%)、3位は前回2位の「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」と前回10位の「美容師」(各14.0%)が同率でランクインした。
5位には「デザイナー(ファッション・インテリアなど)」(11.0%)と同率で「ボカロP(音声合成ソフト楽曲のクリエイター)」が初ランクイン。ソニー生命保険では「女子中学生は芸能界に憧れをもち、活躍を夢見ている子が多い」と分析している。
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