トヨタ、新型ランドクルーザー発売 200キロの軽量化と指紋認証スイッチ搭載で安全性向上:14年ぶりの刷新(2/2 ページ)
トヨタ自動車は8月2日、新型ランドクルーザー(300シリーズ)を発売した。
トヨタ初の「指紋認証スタートスイッチ」を採用
車体外形は全長・ホイールベースなどのボディサイズやアプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークアングルは従来型を踏襲。オフロード走破性にもつながる扱いやすさを継承した。
室内は、フロント着座位置を後方に移動しつつ、セカンド・サードシート構造・配置を見直した。居住性や荷室容量の向上と衝突安全性能を両立させる狙いがあるとしている。また、サードシートをフロア格納式とし、荷物をより積みやすくした。
エクステリアは、ステーションワゴン型の歴代ランドクルーザーの伝統を追求。キャビンを後ろ寄りに配置する「キャビンバックワードプロポーション」とした。
また、ラジエーターグリルをヘッドランプとともに高い位置に配置。前後バンパーの下部も障害物をかわすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性を重視したデザインにこだわった。エンジンフードには大きなへこみを設け、衝突安全性能と前方視界の両立を図った。また、外板色としてプレシャスホワイトパールを新設定した。
インテリアは、オフロード環境でも、よりスムーズな運転操作や快適さを実感できる環境の創出にこだわった。インストルメントパネル上部は水平基調とし、過酷な路面変化の中でも車両姿勢を把握しやすい形状とした。メーターは6針式を採用し、各種スイッチ類は、走行・駆動系、オーディオ系、空調系など、機能ごとに集約して配置した。
セキュリティ面では、トヨタ初となる「指紋認証スタートスイッチ」を採用。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながら指紋センサーにタッチすると指紋情報と照合、一致しなければエンジンが始動しない機構とした。
メーカー希望小売価格は、510万〜800万円。グレードは「GX」「AX」「VX」「ZX」「GR SPORT」を用意した。
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