ダンベル? いえ“ボディソープ”です クラシエが「ダンベルボディソープ」を先行発売:3分インタビュー(1/2 ページ)
クラシエが「ダンベルボディソープ」をMakuakeで先行販売している。その理由を担当者に聞いた。
全ての人が自分の体と向き合うであろう入浴時間。「最近ほとんど運動していないな」「あれ、こんなにお腹出ていたっけ?」 風呂場の鏡を見ながらそんなことを感じている人も多いのではないか。
ならば風呂場で筋トレをしてはどうだろうか――。 そんな発想から誕生したのがクラシエホームプロダクツが展開する「ダンベルボディソープ」だ。7月16日からクラウドファンディングサービス「Makuake」で先行販売を開始している。
ダンベルボディソープは名前の通り、ボトルがダンベル型になっているボディソープ。未使用時で約1.2キロのダンベルとして利用できるようにした。中身は「ナイーブボディソープ」で、汗をかいたらサッと体が洗える……といった商品だ。開発の経緯を担当者に聞いた。
担当者に聞いてみた
――ダンベルボディソープは、どのような場面でひらめいたのでしょうか。
開発担当者: 私自身も、お風呂の鏡の前で毎日体形を気にしているのですが、お風呂から出るとそのことを忘れてしまいます。「気になったときにすぐにトレーニングできるといいのにな」と思い、開発に至りました。
同社が30代を対象に行った調査では、57%が運動、トレーニングなどを「特にしていない・ほとんどできていない」と回答。ほとんどできていない要因として「やる気が続かない」が60%以上に上ったほか、時間や場所、道具がないといった悩みがあることも分かった。また、体の緩みが気になる瞬間は「お風呂場の鏡で体を見た時」が最も多くなった。
なるほど「体の緩みが気になったその瞬間」にダンベルボディソープを手に取ることで、特別な時間や場所を必要とせずトレーニングができるわけだ。
「いやいや、ただボトルの形状を変えただけでしょ?」そう思った人も多いだろう。開発担当者は「何度も試行錯誤を重ねた」と振り返る。
開発担当者: グリップ部分の持ちやすさや、男性でも女性でも使いやすいように少し丸みのある形状にこだわりました。なかなか作りにくい形状なので何度も試行錯誤をして進めてきました。
容器の形状をじっくり見てみると、持ち手部分には凹凸があって握りやすくなっている。色もボディソープの容器ではみかけない黒を採用し、ダンベル感が増すように工夫した。
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