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すかいらーく、1〜6月期決算発表 デリバリーや持ち帰りの売り上げ増:コロナ禍を生き抜く戦略は(3/3 ページ)
すかいらーくホールディングスが21年上半期決算を発表した。テークアウトやデリバリーの売り上げが増えた。今後の戦略は?
男性労働者は堅調
個別にみていくと、男性労働者の外食需要は堅調だ。21年上半期における客数を性年代別で見ると、19年比で女性より男性のほうが減少幅が少ないのが分かる。同社は「オフィスワーカー以外の男性労働者のランチ需要の低下要因が少ない」ためとしている。また、全国のガストに、から好しの安価でボリュームのある定食を展開したところ、男性20〜50代に好評だった。そこで、バーミヤンでも同じように安くてボリュームのあるメニューを展開したところ、利用客の3割が定食を注文。狙っていた男性の支持を得られた。
スケールメリットを生かした食材調達も進める。具体的には、から好しのから揚げ、ガストのローストチキン、ジョナサンのタンドリーチキンといったように、鶏肉を複数ブランドで共通化する。鶏肉原料使用量は、コロナ禍であっても21年は前年比120%となっている。共通の食材を大量に購入することで、コスト削減を実現したという。
その他、女性客を獲得するために、健康面を打ち出したメニューを展開する。また、高単価メニューの利用機会の獲得を目指す。
マーケティング施策では、シニアへは新聞媒体中心、しゃぶ葉ではSNSを活用といったように、プロモーションミックスの適正化を目指す。
既存店は、21年に103店、22年には360店のリモデルを行い、1店舗当たり売り上げ3.8%増を目指す。
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