Go To再開希望者、8割に いつごろ再開してほしい?:「Go Toの準備ができている」事業者は約3割(2/2 ページ)
Go ToトラベルやGo Toイートなどの各種施策の再開を希望するか尋ねたところ、「希望する」「どちらかというと希望する」と答えた人は80.5%もいたことが調査から分かった。いつごろ再開するのがいいのか? 事業者は準備できているのか? などGo Toに関する気になる点を調査した。
Go Toの準備ができている事業者は約3分の1
一方、Go Toが再開に備えて「準備している」と答えた事業者は33.9%で、「準備していない(できていない)」が66.1%という結果に。半数以上が準備していない(できていない)と答えた。
観光需要を活性化させるためにGo To再開を希望するものの、十分な体制を整えられていない事業者も多くいることが分かった。
「準備している」と回答した事業者は、「Go To対応フローの整備・マニュアル化・対応組織の拡充」「情報整理・情報発信」「非対面・非接種」などの準備を進めていた。
「準備していない(できていない)」と回答した事業者は、「時期が分からないから」「何をしていいか分からない」「いつ始まるか分からないことと、制度が複雑であり、また今後運用の仕方が変わる可能性が大いに考えられるから」という理由を挙げた。
政府には求める支援は?
今後のビジネスや地域の状況を考慮した場合、政府にはどのような支援を求めるか尋ねた。1位は「Go Toを含む消費者への消費意欲喚起策」(43.7%)、次いで「観光事業者への一時支援金」(40.3%)、「緊急事態宣言などの解除(特に移動や営業時間制限の解除)」(38.7%)と続いた。
インバウンドは必要か
外国人観光客(インバウンド)の客足については、「戻ってきてほしい」と答えた人が81.0%に上り、インバウンドを求める声は変わらず高かった。
観光業やサービス業は、依然として厳しい状態に置かれている。Go To再開へ希望を持っている事業者は多いものの、コロナ禍は落ち着く気配を見せず、10月以降には総裁選も控え、政府も変革の時期に入っている。政府の今後の動向や選択に注目が集まる。
今回の調査は、訪日ラボWebサイト読者・訪日ラボメールマガジンユーザーを対象にインターネットで実施した。期間は21年8月10〜18日、有効回答数は123人。
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