調査リポート
現在の預貯金額「100万円未満」が最多 現金派とキャッシュレス派で「差」あり:「老後2000万円問題」とのギャップも明らかに(1/2 ページ)
現在の預貯金額は「100万円未満」が最多という結果に。しかし、現金派とキャッシュレス派で預貯金額の差があることが分かった。何に使う目的で貯めているのか? 預貯金額は? などを調査した。
PayPay銀行(東京都新宿区)は、15〜59歳の男女を対象に「コロナ禍のキャッシュレス決済利用と預貯金」に関する調査を実施した。現在、「預貯金している」と回答したのは71.0%で、実際の預貯金額は「100万円未満」(43.2%)が最多となった。
次いで「100万〜200万円」(19.2%)、「1000万円以上」(16.6%)、「300万〜500万円」(15.9%)と続いた。50代では約2割が「100万円未満」(18.8%)、トータルで約7割が「1000万円未満」と回答し、「老後2000万円問題」とのギャップが明らかになった。
預貯金の目的と老後資金の目標金額は?
また、預貯金をしている人(710人)に目的を尋ねたところ、最も多かったのは「老後資金」(42.8%)だった。次いで「趣味」(40.0%)、「旅行」(30.3%)、「病気などのリスクヘッジ」(26.9%)と続いた。老後資金の目標額1位は「1000万円以上」(54.4%)で、2位は「2000万円以上」(37.2%)となった。
関連記事
- 60歳、4人に1人が「貯蓄額100万円未満」 貧困シニアと富裕層シニアで二極化
富裕層向けの老人ホームが建設されるなど、シニア=お金持ちの認識を持つ人は多いかもしれない。そんな考えをひっくり返す調査結果が出た。2021年に60歳を迎える4人に1人が「貯蓄額は100万円未満」と回答したのだ。一方で5000万円以上の貯蓄額はある人は増加している。今後、貧富の差が広がっていくのだろうか、その他の価値観も含めてみていこう。 - スマホ決済の満足度ランキング 2位は「楽天ペイ」、1位は?
oricon MEは、スマートフォンを利用したキャッシュレス決済サービスを利用したことのある男女を対象に満足度調査を実施した。「楽天ペイ」や「モバイルSuica」を抑えて総合満足度1位になったのは?。また、評価項目別のランキングや各年代別での比較を行った。 - 世帯年収1000万円以上の家庭 「老後・教育・住宅資金」として準備している金額はいくら?
GA technologiesは「資産形成と住まいの意識」についてアンケート調査を実施した。人生最大資金ともいわれる老後・教育・住宅資金。世帯年収1000万円以上の家庭が準備している金額はいくらだったのだろうか? - 企業本社の「脱・首都圏」半年で186社! 転出先の都道府県で最も多いのは?
帝国データバンクは本社移転に関する分析を発表した。首都圏からの地方への転出が過去最多ペースだという。最も多い転出先の都道府県は? - ”おじさん上層部”の反対を押し切って発売 約2年で44万個売れた「プリントグラス」のヒットの理由とは?
創業200年の老舗ガラスメーカーが復刻させた、昭和レトロなデザインのプリントグラスが爆発的に売れている。累計販売数は2019年10月の発売から約2年で44万個を突破した。昨年の1月からは7カ月連続で月次の最高販売数を更新しているという。なぜ今、復刻商品が売れているのか? その秘密に迫る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.