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クックパッドとパナソニックが協業、単身者向け賃貸に「料理が楽しめるキッチン」を提供首都圏限定で提供開始(1/2 ページ)

クックパッドとパナソニックは9月9日、「料理を楽しめるキッチン空間」を備える単身者向け賃貸住宅リノベーションプランの提供を開始した。L型キッチンとII型キッチンの2プランを用意している。

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 クックパッド(横浜市西区)とパナソニック ハウジングシステム事業部(大阪府門真市)、パナソニックAWエンジニアリング(東京都品川区)は9月9日、「料理を楽しめるキッチン空間」を備える単身者向け賃貸住宅リノベーションプランを首都圏限定で提供開始した。


提供するキッチン空間のイメージ

 パナソニックのキッチン「Lacucina(ラクシーナ)」と、パナソニックAWエンジニアリングの間取りを含めた空間設計や造作施工を掛け合わせて、充実したキッチン空間をトータルで提供。クックパッドが策定したキッチンの充実度を示す「たのしいキッチンスコア」を基準に仕様を定め、モデルプランのスコアは75KiT以上。一般的なファミリー向け60平米台の間取りに設置するようなキッチンと比べても高いスコアだという。

約4割は「まな板も置けないほど狭いキッチン」、都内の単身者向け賃貸の現実

 国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」2018年推計では、単身世帯の割合は40年に約40%に達すると予測。総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」によると都内の単身世帯向け賃貸住宅の約4割が延べ面積29平米以下で、キッチンはまな板も置けないほど狭く、コンロは同時調理が困難な一口タイプ、調理器具や食器を収納するスペースが少ないなど、料理がしづらい環境となっている。

 クックパッドの2019年調査では、引っ越し先の物件を選ぶ際に重要視する「駅までの距離」「家賃」「リビングの広さ」の各条件を妥協しても「充実したキッチン環境がある物件を選ぶ」と答えた人が過半数以上を占め、優れたキッチン環境を備えた賃貸住宅の需要が高いことが分かった。このような背景から、3社共同で賃貸住宅のリノベーションプランを提供することになった。


引越し先の物件を選ぶ際に重要視するポイント(クックパッド調査より)
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