ニュース
「とにかく大きく目立つ」米軍基地ゲート通りから見える昭和の巨大ネオン撤去:老朽化(2/2 ページ)
沖縄市園田のステーキハウス四季本店で、1972年の創業時から輝いていた縦型のネオン看板が老朽化のため、6日に撤去された。
縦型の看板は「四季」と、「STEAK HOUSE FOUR SEASONS」の日本語と英語で表記。當山さんは「あの頃は米国人客が多かったが、日本復帰も果たしたし、近いうちに県民にも親しまれるようになると思った」と振り返った。
中の町の再開発事業に伴い、沖縄市園田に移転したのは2005年。看板の移転費用は150万円に上ったが、「四季の原点」だからと設置し、お店を照らし続けてきた。
社長を継ぐ長男の恵史さん(53)は「復帰50周年までは持ちこたえてほしかったが、地域に迷惑をかけても困るので早めに取り外すことにした」と話した。50年近く残っているネオン看板はほとんどなく、看板屋からは「もったない」と惜しまれたという。一方で、横型のネオン看板は移転後の設置のため、今も現役だ。
同店では今年8月から、恵史さんの息子の鈴二郎さん(20)が修業を始めた。當山さんは「若い世代が、次の50年につないでほしい」と目を細めた。
関連記事
- サントリー新浪社長を叩いても、「45歳定年制」が遅かれ早かれ普及するワケ
サントリーホールディングスの新浪剛史社長による、「45歳定年制」の提言が波紋を呼んでいる。「サントリー不買」を呼びかける人も出ているが、ボコボコに叩くのは“正しい”ことなのか。筆者の窪田氏は……。 - どうなる「関西スーパー」争奪戦 勝負に出た「オーケー」に“危うさ”を感じてしまう理由
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが関西スーパーを買収すると宣言。オーケーも同スーパーの買収をすると表明した。オーケーにはどんな事情があるのだろうか? - コロナ禍で分かった会社の「無くてよかったもの」 「社内イベント」や「定時勤務」を抑え1位になったのは?
コロナ禍に対応する中で、会社には「無くてよかったもの」があることが分かった。エン・ジャパンの運営する人事向け情報サイト「人事のミカタ」の利用者に聞いた結果とは? - キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。
Copyright © The Okinawa Times All rights reserved.