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クックCEOがウェイボ投稿、iPhone 13が中国で大人気の理由浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(2/4 ページ)

アップルが9月14日、iPhone 13シリーズを発表した。同社にとって中国の重要性はマーケット、生産拠点の両面で年々高まり、今年第3四半期の売上高に占める中国の割合は18%に達した。「新規性がない」との声も多かったiPhone 13だが、予約開始時にはオンラインストアが一時ダウンし、予想以上の好調を見せている。

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予約殺到、オンラインストア一時ダウン

 iPhone 13シリーズ4機種の予約は、中国時間17日20時に始まった。EC事業者の発表や国内報道によると、EC大手JD.com(京東商城)での予約台数は1時間で20万件を超え、アリババのTmall(天猫)も30分で在庫切れになった。

 アップルのオンラインストアに至ってはアクセス集中でサイトが一時ダウンし、21時ごろには中国SNSのウェイボ(微博)で同トピックがトレンド1位となり、「支払いまで行ったのにフリーズする」「やっとつながっと思ったら在庫切れ」などの投稿が殺到した。

 アップルをはじめオンラインショップは1日以内に在庫が補充されたが、17日に予約したとしても発売日の24日に手元に届くかは微妙で、iPhone 13 Proを注文すると、発送まで4〜5週間と表示される。

 コロナ禍が長引き、中国市場頼みが強まっていることを反映するかのように、ティム・クックCEOは21日、ウェイボに「中秋節おめでとう」などと投稿。18万近い「いいね」を集めた。同時に、クックCEOがiPhone 12 Pro Maxから投稿したことについても、「CEOなのにまだiPhone 13を使ってないのか」と突込みが入った。


アップルのティム・クックCEOによるウェイボ投稿。iPhone 12 Pro Maxから投稿したことも明示されている

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