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キャッシュレス決済が顧客体験向上を生み出す──CRISP宮野代表に聞く:サラダ専門店(6/11 ページ)
“コネクティッド・レストラン”の構築を目標に2014年に起業されたCRISPは、セルフレジシステムの活用、グループオーダー、サブスクリプションと拡大を続け、同社製のセルフレジシステムは他社への販売も行う。顧客接点の作り方や、テクノロジーを活用したサービス向上の手法、将来の展開などを宮野浩史社長に聞いた。
自社向けシステムを「CRISP PLATFORM」として他社にも提供
広尾店をキャッシュレス化したところ、ほかの飲食店や飲食企業などから多くの問い合わせが入るようになった。
「『CRISPのアプリいいね』とか、『CRISPのセルフレジはどこが作っているの』と聞かれるようになりました。自社で作っていると伝えると『うちでも使わせてくれないか』『うちのために作ってくれないか』という話をいただきました。
当社はもともとシステム開発会社だったわけでもなく、我々の店を良くするために手探りで開発していた状況でしたが、要望があるなら他社と一緒にチャレンジしていければいいと考え、『CRISP PLATRFORM』というパッケージを作ったのです」(宮野氏)
そうして同社は、食のセレクトショップ「DEAN&DELUCA」や、JR東日本・仙台駅の「tekuteせんだい」内にある「てくてくマーケット」4店舗などに自社で開発したモバイルオーダーシステムを納入した。
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