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塩野義も導入、夢ではない“週休3日時代”到来に備えるには?:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/3 ページ)
週休3日制といえば、ファーストリテイリングやZホールディングス、佐川急便等々がパイオニアという印象も強い。多様な働き方というテーマを実現する上で、週休3日制の導入は従業員や企業にとってどのようなメリットがあるのだろうか。
塩野義製薬は、2022年度から希望社員に週休3日制を適用する。従業員に週休3日制の適用可否を選ばせる「選択的週休3日制」は、21年の6月に菅義偉総理によって公表された「骨太の方針」にも明記されている働き方改革の一環でもあり、塩野義製薬はいち早く政府の方針に呼応したかたちとなる。
週休3日制といえば、ファーストリテイリングやZホールディングス、佐川急便等々がパイオニアという印象も強い。多様な働き方というテーマを実現する上で、週休3日制の導入は従業員や企業にとってどのようなメリットがあるのだろうか。
実は3パターンある週休3日制
一般的に、週休3日制のメリットは、(1)労働生産性の向上、(2)空いた1日で社会人大学院進学や副業といったスキルアップの機会創出、(3)育児や介護といった、仕事との両立が難しい状況下における労働者の負担軽減、退職抑制といったものがある。
しかし、実は週休3日制には複数のパターンがあり、会社の風土に合わせて週休3日制の形態を使い分けていかなければメリットを最大限享受できない点に注意が必要だ。
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