ランチを外食にした場合の支払額 2位は「1000〜1200円未満」、1位は?:夕食時の外食も調査
マイボイスコムは、「外食」に関する調査を行った。2018年の調査に比べ、昼食、夕食共に外食する人は減少した。外食する人に、価格帯や外食をする場面はどんなときか、店選びで重視する点を聞いた。
昼食を外食にした場合における、支出額のボリュームゾーンは「800〜1000円未満」――そんな結果が、インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)の「外食」に関する調査で分かった。同調査は今回で7回目。
直近1年間に昼食を外食にした人は73.3%で、2018年の調査より10ポイント以上減少した。
次に夕食での外食頻度を聞いた。直近1年間に夕食を外食にした人は69.0%と、18年調査より約17ポイント減少した。
昼食を外食にした人に、1回当たりの支出金額を尋ねた。最も多かったのは「800〜1000円未満」で30.9%、次いで「1000〜1200円未満」が16.1%、「700〜800円未満」が13.8%だった。夕食では「1000〜1200円未満」がボリュームゾーンで、1400円以上が5割強、2000円以上が3割だった。
昼食を外食にする場面で最も多かったのは、「平日の昼」で46.5%、次いで「休日の昼」が37.6%、「外出のついで」が37.5%だった。18年の調査と比べ、「遊びに行く・レジャー」「友人・知人と会う」は減少した。「平日の昼」は高年代層、「休日の昼」は若年層、「外出のついで」「友人・知人と会う」は女性の比率が高かった。
夕食を外食にする場面で、最も多かったのが「休日の夜」(46.7%)で、「外出のついで」(31.4%)、「平日の夜」(28.8%)、「家族がそろう」(25.5%)と続いた。「休日の夜」は10〜40代、「記念日・イベント、お祝いごとなど」は女性で比率が高かった。
昼食を外食にする人に、店を選ぶ際に重視する点を尋ねた。「料理の味」「価格」が6割前後、「店へのアクセス」「メニューの内容」が各4割強だった。「メニューの内容」「衛生面」「店内の清潔さ」は女性で比率が高かった。
夕食を外食にする人にも店を選ぶ際に重視する点を聞いたところ、最も多かったのは「料理の味」で72.3%、次いで「価格」が51.0%、「メニューの内容」「店へのアクセス」が各40%台だった。「子どもや家族と一緒に利用しやすい雰囲気」は女性の30〜40代、「店内の清潔さ」は女性60〜70代で高かった。昼食時、夕食時ともに、「価格」は過去調査と比べて減少した。
今回の調査は 、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に、インターネット上で実施した。期間は21年9月1〜5日、有効回答数は1万162人。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - 吉野家とすき家の「牛丼並盛」に、37円の差がある意味 コロナ禍で明暗を分けた戦略を読み解く
コロナ禍でも牛丼チェーン大手のすき家が善戦している。一方、吉野家はすき家と比べて苦戦している。メニューの価格から戦略を読み解くと……
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.