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ワタミ、約150店舗で営業再開 接客する従業員には抗原検査を実施:居酒屋復活を推進
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除された。ワタミは10月1日、休業していた450店舗のうち約350店舗で営業を再開する。再開にあたって、店舗で接客を担当する従業員を対象に抗原検査を実施する。
ワタミは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたことを受け、休業していた約150店舗の営業を10月1日から再開すると発表した。休業している残りの店舗についても、準備が整い次第開店していく。
【10/1 14:20 タイトルと本文の一部を修正しました】
同社は各自治体が提示している感染症拡大防止のガイドラインの基準は満たしているとしている。また、営業再開に向けた独自の感染防止対策として「ワタミ安心宣言」を設定し、その取り組みのために月間1000万円程度を投じるとしている。
具体的には、店舗で接客を担当する従業員を対象に抗原検査を実施する。2週間に1回のペースで、抗原検査キットを配布。各店舗で検査を受けられるようにする。また、サーマルカメラを設置して利用客の入退店時の体温測定をしたり、CO2センサーを設置して店内の換気状況を可視化したりする。
ワタミの渡邉美樹会長兼社長は、「居酒屋の売り上げの25%程度は宴会だ。宴会が今後減る中で、マーケットは約7割にしぼむだろうと考えている。しかし、われわれの祖業は居酒屋なので、居酒屋業態の復活には並々ならぬ情熱を持っている。今後、ウィズコロナの時代に対応する新業態を立ち上げていく」と語った。
同社は、コロナ禍の影響で居酒屋業態が苦戦していることから、から揚げ専門店「から揚げの天才」や「焼肉の和民」の出店を急いでいる。
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