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「モバイルSuica・PASMO」のチャージできない障害が解消 JR東は一部返金対応へ:みずほ銀行のサービスにも波及
「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」で、Apple Payを使ったチャージができなかった問題で、JR東日本などは障害が解消したと発表した。詳細な原因や影響範囲については「引き続き調査中」としている。
「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」で、Apple Payを使ったチャージができなかった問題で、JR東日本などは10月5日、同日午後4時ごろに障害が解消したと発表した。JR東などは米アップルからネットワーク障害の報告を受けているが、詳細な原因や影響範囲については「引き続き調査中」としている。
障害は同日午前6時ごろから発生。それぞれチャージに加え、定期券の購入や新規発行ができない状態だった。いずれもAndroid端末では同様の事象は発生していない。
このうちSuicaを発行するJR東は、一部の支払額を返金する方針だ。対象は、定期券購入ができず切符を購入したり、グリーン券を車内料金で購入したりしたユーザー。会員専用の問い合わせフォームを通じて対応する。
PASMO協議会の幹事社を務める東急電鉄も「専用フォームはないが、問い合わせフォームを通じて相談してほしい」と呼び掛けており、内容に応じて返金などを検討するという。
その他、みずほ銀行の口座からSuicaにチャージできる「みずほWallet」のiOS版アプリ(Mizuho Suica)でも同様の障害が発生していたが、同日午後4時ごろに復旧した。同行は「チャージ金額が反映されていない場合は、Mizuho Suica上の黄色い三角マークをタップしてほしい」としている。
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