ドコモ、店頭でMVNO取り扱い開始 3G未満の少容量格安サービス
NTTドコモは10月7日、全国のドコモショップで低価格MNVOの新規契約を可能にする。対象となるのは、「エコノミーMVNO」と呼ぶ、dアカウントやdポイントを活用するMVNO。データ通信容量は月間3Gバイト未満とし、低料金のスマホ契約を求めるニーズに応える。
NTTドコモは10月7日、全国のドコモショップで低価格MVNOの新規契約を可能にする。対象となるのは、「エコノミーMVNO」と呼ぶ、dアカウントやdポイントを活用するMVNO。データ通信容量は月間3Gバイト未満とし、低料金のスマホ契約を求めるニーズに応える。
エコノミーMVNOとして、今回、フリービット(東京都渋谷区)およびNTTコミュニケーションズと合意した。
フリービットは「トーンモバイル」ブランドでMVNOサービスを提供しており、「トーンモバイル for docomo」としてドコモショップで販売する。12月をめどに10代向けに見守りサービスをiPhoneで利用できるようにしたSIMサービスの販売を開始する予定。12月までに、低価格で動画を除きインターネット使い放題のサービスを提供していくという。通信容量や価格については現在のところ明らかにしていない。
OCNモバイルブランドでMVNOサービスを提供するNTTコミュニケーションズは、10月21日から月額550円でデータ容量0.5Gバイトのコースを新設。月間最大10分の無料通話も付属する。ドコモショップでの取り扱いのほか、オンラインでも対応する。
両サービスともドコモ回線を利用しており、dポイントを貯めたり料金の支払いに充当したりできる。
ドコモは2社に続き、他のMVNOとも参画に向けた協議を進めていくという。
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