セブン&アイ、上半期の連結決算を発表 ネットコンビニ取り扱い店舗を今年度中に約1200店へ:巣ごもり需要に対応(1/3 ページ)
セブン&アイ・ホールディングスは、2022年2月期第2四半期(21年3〜8月)の連結決算を発表した。国内のコンビニ事業ではどういった戦略を打ち出していくのか。
セブン&アイ・ホールディングスは2022年2月期第2四半期(21年3〜8月)の連結決算を発表した。売上高にあたる営業収益は3兆6464億円(前年同期比30.8%増)、営業利益は1861億円(同3.6%増)、経常利益は1734億円(同1.0%減)、最終利益は1065億円(同46.9%増)だった。
国内のコンビニエンスストア事業においては、夏場の天候不順による消費の下押し影響を受けた。しかし、コロナ禍によって変化した消費者ニーズに対応するため、店舗で新レイアウトの導入を進めたり、品ぞろえを強化したりした結果、同事業の営業利益は1231億円(同4.1%増)、自営店と加盟店の売り上げを合計したチェーン全店売り上げは2兆5101億円(同2.6%増)となった。
海外コンビニエンスストア事業においては、ワクチン接種などの影響で、個人消費が持ち直していることが業績にプラスに作用した。また、米国でコンビニ事業を手掛けるスピードウエイを買収し、業績を一部合算した結果、営業利益は782億円(同48.5%増)、自営店と加盟店の売り上げを合計したチェーン全店売り上げは2兆4866億円(同51.2%増)となった。
スーパーストア事業については、前年に巣ごもり需要で大きく売り上げが増えた反動で、営業利益は110億円となり、前年同期の177億円を下回った。
百貨店・専門店事業は前年に引き続き苦戦した。コロナ禍の影響による、営業時間の短縮や入店者数の制限が響いた。営業損失は77億円だった。前年同期の営業損失は105億円だった。
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