コラム
総務が“社内アンケート至上主義”になってはいけない「3つの理由」 総務のプロが警鐘:総務のための「オフィス」再考
新型コロナの影響が続く中で、総務がまずやってしまう社内アンケートについて、注意点をお伝えします。
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新型コロナの影響が収まらず、われわれの“非日常”も1年半が過ぎました。制限が多い一方、働き方、特にテレワークなどによって働く「場」が多様化しています。慣れないながらも新しいツールを何とか使いこなすことで、働く「時間」も自由度を増し、今までにない選択肢を取れることが、実体験を通して分かってきました。中長期の視点でみると、前向きな変化です。
個人の集合体である会社内でも、いろいろな変革が起きています。特にバックオフィス、総務部では、オフィス変革、社員へのサービスの変革がメイントピックです。相当数の総務の方々が今、その渦中にいることは、筆者の“総務のコミュニティー”からも実感しています。
本稿では、そんな中で総務がまずやってしまう(しまいがちな)社内アンケートについて、注意点をお伝えします。一歩間違えたら、非常に危険なものです。
筆者は、これまでの連載で「総務のジョブ型化」を提唱してきました。業務のミッション(目的)と成果レベル(目標)を自分で定義し、成果を測る方法を決め、ジョブディスクリプションを作成してしまう、というものです(過去記事を参照)。このジョブ型化の進行と社内アンケート至上主義は「反比例の関係にある」というのが、今回のテーマです。
総務が社内アンケート至上主義になってはいけない3つの理由
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