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「あなたは保険に入る必要はありません」 マネフォとライフネットが始めた保険診断が面白い:金融ディスラプション(2/5 ページ)
「あなたは保険に入る必要はありません」。保険の診断を受けると、けっこうな数の人にこんなメッセージが出る保険相談サービスがある。マネーフォワードがライフネット生命と組んで始めた「保険の見直し診断」だ。
マネーフォワードが考える保険
では、どんな人がどんな保険に入ったらいいのだろうか? 「日本の社会保障制度はかなり整っていて、かなりの部分がカバーされる。この事実を知ってほしい。その上で、必要な保障額を考える機会を提供する」と志賀氏は言う。マネーフォワードは、Webページの「固定費の見直し」の中で、その考え方を紹介している。
例えば、多くの人が入っている医療保険はどうだろうか? 「基本的には医療保険は必ずしも検討しなくてもよいと考えており、貯蓄で必要な医療負担に対応することを推奨しています」としている。その理由は下記の3つだ。
- 公的医療保険制度では、医療費の自己負担額に上限がある
- 公的医療保険制度の範囲外は、「治療のために必ず発生する要素」ではない
- 医療技術の進歩や医療情勢に加入後の医療保険が追いついていない場合がある
高額な医療費が掛かっても、最終的に自己負担しなくてはいけない額はそれほど多くない。この限度額を理解して、貯蓄や金融資産で備えることが重要だという。それでも医療保険に入りたい場合は、「給付が受けられる安心感のためのお守り」と考えることが大事だとしている。
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