航空券の最安値は出発日の何日前? エクスペディアが「2022年の旅行節約術」を公開、需要喚起へ:最適な予約日は日曜日
オンライン旅行代理店のエクスペディアは、航空業界の取引データなどを提供するAirlines Reporting Corporation(ARC)と「2022年の旅行予約に役立つガイド」を公開した。
オンライン旅行代理店のエクスペディアは、航空業界の取引データなどを提供するAirlines Reporting Corporation(ARC)と「2022年の旅行予約に役立つガイド」を公開した。国内外で段階的に進む移動制限解除を背景に、旅行需要の喚起を狙う。
ガイドによると、国内線の航空券は出発日の28日前に料金が上がり始めるため、最適な予約時期は出発日の29日前。最適な予約日は日曜日で、最も高い水曜日と比較すると約40%の節約につながるという。国内旅行に最適な出発日は金曜日で、最も安いシーズンは9月だった。次いで、2月、3月、5月が安い傾向にあり、最も高い月と比べると20〜25%程度節約できる可能性がある。
一方、国際線の航空券は出発日の91日前に料金が上がり始めるため、最適な予約時期は出発日の92日前。最適な予約日は国内線と同じ日曜日で、最も高い金曜日と比較すると約35%の節約につながる。海外旅行に最適な出発日は土曜日で、最も出発に適しているのは1月だった。8月出発の航空券と比較すると、約15%が節約できる可能性があるとしている。
国内の宿泊施設で平均客室単価が最も低くなるのは木曜日だった。最適なチェックイン日は火曜日で、土曜日宿泊と比べると最大25%の節約につながる。また、国内旅行の場合、5つ星から4つ星、または4つ星から3つ星にホテルランクを下げることで、平均約65%節約できる可能性がある。2019年と比較すると、国内旅行では3つ星ホテルの平均価格が約30%、星3.5のホテルの平均価格は約20%下がっていることも判明した。
海外の宿泊施設の場合は火曜日の予約が最適で、日曜日と比較して約10%の節約につながる。最適なチェックイン日は月曜日で、木曜日宿泊と比べるとこちらも最大10%節約できる可能性がある。海外旅行の場合、5つ星ではなく4つ星の宿泊施設を選択するだけで、平均約45%節約でき、さらに4つ星から3つ星にクラスを下げると約35%節約できる。
ガイドによると、20年と21年の航空券の平均価格は、19年と比べて上がっているという。一方、国内宿泊施設の平均価格を19年と比較すると、20年2月以降は下がる傾向にあった。
2020年に実施された「Go Toトラベルキャンペーン」の期間は一時的に上昇したことから、同社は「今後も緊急事態宣言の解除に伴い再び上がることが見込まれる」としている。
関連記事
- 結果が想定とは違うことも多い「発注先ガチャ」、外部発注時の不満ランキング1位は?
フロンティアは、外部に発注した際に不満や悩みを感じたことがある30〜50歳の非決裁者の会社員に「外部発注先に関する調査」を行った。外部に発注した仕事で感じる不満や悩みで最も多かったのは、「想定よりサービスや成果物の質が低い、手抜きと感じる」で38.9%だった。具体的なエピソードや最終的にその不満や悩みは解決されたかを聞いた。 - 格安航空ピーチ、行き先を選べない“旅ガチャ”自販機を渋谷に設置 支払いはPayPay
コロナ禍で売り上げが減少した観光業界や航空業界を盛り上げようと、Peach Aviationが国内11路線の航空券購入に利用できるポイントなどが入った、カプセルトイ自販機「旅くじ」を渋谷に設置した。航空券の行き先を選べない点が特徴。決済方法はPayPayのみ。 - 三重県の「住み続けたい街」ランキング 3位「津市」、2位「東員町」、1位は?
大東建託は三重県に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果「街の幸福度(自治体)ランキング」の1位は「東員町」、2位は「尾鷲市」、3位は「玉城町」だった。 - 京都府の「住み続けたい街」ランキング 3位「京都市北区」、2位「京都市中京区」、1位は?
大東建託は京都府に住む成人を対象に、居住満足度調査を実施した。その結果「街の幸福度(自治体)ランキング」の1位は「大山崎町」、2位は「木津川市」、3位は「向日市」だった。 - 東北エリアの「住み続けたい街ランキング」 3位「山形県天童市」、2位「岩手県矢巾町」、1位は?
大東建託は、東北エリアに住む成人男女累計3万963人の回答を集計し、各ランキングを作成した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.