「生まれ育った街に戻りたい」ランキング 3位「香川県三豊市」、2位「福岡市」、1位は？：生活ガイド.com調べ（1/2 ページ）

地域応援サイト「生活ガイド.com」は、「全国戻りたい街ランキング2021」を発表した。調査対象は2019年10月1日〜2021年10月4日の間に、同サイトに1度でもログインした会員2万5373人。

[秋月かほ，ITmedia]

　ウェイブダッシュ（東京都千代田区）が運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」は、4月に発表した「全国住みたい街ランキング2021」に引き続き、「全国戻りたい街ランキング2021」を発表した。

　生まれ育った街と住んでいる街の市区町村が違う会員の中で、住みたい街に生まれ育った街を選んでいる人の割合をランキング化した。

全国戻りたい街ランキング2021の結果（出所：リリース、以下同）

第1位・兵庫県明石市

「魚の棚」商店街

　全国戻りたい街ランキング2021の1位は、人口約30万人の中核市で、兵庫県で5番目に大きな規模の都市である「兵庫県明石市」だった。

　兵庫県の県庁所在地である神戸市の人口が減少しているのに対し、明石市は7年連続で人口が増加している。また新幹線の駅があり、JR神戸線で大阪や神戸へ特急でアクセス可能であるなど、交通の便も良好だ。住民が住んでいる街について評価した住民意識チャートを見ると、おおむね高評価でバランスが良い街であることが分かると同社は指摘する。

　明石市は海に面した自然豊かな環境でありながら、明石駅周辺中心には海産物を扱う店が軒を連ねる「魚の棚」商店街などが栄えている。また、大阪や神戸にも行きやすいなど、「田舎すぎず、都会すぎないバランスの良さが、また戻ってきたいと思わせる魅力につながっているのではないか」と同社は分析。実際に住民からは「都会と田舎のバランスがいい」という意見が多く寄せられた。

明石市住民意識チャート