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「プラモデル」「フィギュア」の市場は拡大も「アニメ」などは縮小 コロナ禍のオタク市場調査:明暗(1/2 ページ)
矢野経済研究所は、20年度のオタク市場を調査した。主要13分野における動向や将来展望を明らかにした。コロナ禍による「巣ごもり需要」で、好不調が分かれる結果となった。
オタク市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響で好不調が分かれ、「プラモデル」「フィギュア」「鉄道模型(ジオラマなど周辺商材含む)」「トイガン」の4市場が好調に推移したことが、矢野経済研究所の調査で分かった。「アニメ」「アイドル」など9市場の規模が縮小した。
2020年度の4市場の拡大は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請の影響で、自宅で過ごす時間が増えたことによる「巣ごもり需要」が後押しした。
プラモデルは、既存ユーザーに加え、新たな遊びとして選ぶ人が増加。親子のコミュニケーションツールとしての需要も高まったという。フィギュアは、ユーザーのネットショッピングの増加や、アニメ「鬼滅の刃」など人気タイトルの効果が後押しした。
鉄道模型は、定番の車両や下回り品、周辺商品などが堅調で、特に既存ユーザーはレールの買い足しや音関連の商品、レイアウトやジオラマ商品の購入が目立った。トイガンは、サバイバルゲームなどに出掛ける機会は減少したが、自宅で手入れやカスタムをして楽しむ人が増加。トイガン本体やメンテナンス用周辺パーツの販売が好調だった。
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