ニュース
「ラッキー・ストライク」初の加熱式用スティック 12本入り290円で紙巻からの移行促進:BATJ(2/2 ページ)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンが、「LUCKY STRIKE (ラッキー・ストライク)」ブランド初となる「glo(グロー)」専用たばこスティック2銘柄を発売する。
吸わないたばこ「VELOポケット」を100円で展開
また11月1日には、福岡市内のファミリーマート限定で、オーラルたばこ「VELO(ベロ)ポケット」2銘柄を発売する。
オーラルたばこは、18世紀にスウェーデンで誕生した歯茎に挟んで使用するタイプのたばこ。火を使わず、においや煙が出ないことから、「吸わないたばこ」として国内での普及を促進している。
新たに発売する「VELOポケット」は5パウチ入りで100円と、手に取りやすい価格を実現。「自分自身や周囲に配慮しながらも、時間や場所に縛られずより多様な場面で楽しみたい」という消費者のニーズに対応できる製品だとしている。
同グループ全体のglo専用スティックの売り上げのうち、約6割は日本市場が占めるという。同社は、25年には国内の紙巻たばこのシェアは49%まで減少すると予測している。gloやVELOといった「非燃焼性たばこ製品」の展開を強化し、グループ全体で、25年に非燃焼性たばこの売り上げを50億ポンド(約7700億円)に、30年までに非燃焼性たばこユーザーを5000万人にまで拡大するグローバル目標を掲げている。
関連記事
- JTは「Ploom X」で「IQOS」に勝てるか 国内事業トップが「真摯に反省する」と語る理由
国内の加熱式たばこ市場は「IQOS(アイコス)」の独走状態。それに続くのが「glo(グロー)」、JTの「Ploom(プルーム)」は3番手と後塵を拝している。加熱式たばこ市場での巻き返しを図るためにJTが進める戦略は? 同社のたばこ事業本部、国内たばこ事業CEO福地淳一専務執行役員がインタビューに応じた。 - たばこ事業の一本化で「競争に勝つ」 他社が“紙巻撤退”を目指す中、JTの決断は?
日本市場を含むたばこ事業の本社機能統合と約3000人の人員削減、九州工場の廃止などたばこ事業の合理化を進めるJT。市場が大きく変化する中、JTはどう進んでいくのか。前編に続いて同社のたばこ事業本部、国内たばこ事業CEO福地淳一専務執行役員に聞いた。 - 「IQOS」や「glo」を使い続ける理由 3位「銘柄」、2位「におい」、1位は?
アンケート調査ツールの開発などを行うスパコロは3月11日、加熱式たばこをメインで吸う喫煙者1031人を対象に実施した「加熱式たばこに関する調査」の結果を発表した。 - たばこ価格 10月からどう変わる? 2021年銘柄まとめ
「IQOS(アイコス)」「glo(グロー)」「Ploom(プルーム)」といった加熱式たばこ用銘柄や、紙巻たばこの価格はいくらになるのか。各社の値上げ状況をまとめた。 - BATJ、ラッキー・ストライクから初の加熱式スティック発売 12本入り290円で脱紙巻促す
BATJは9月29日、「LUCKY STRIKE (ラッキー・ストライク)」ブランドから、初となる「glo(グロー)」専用たばこスティック2銘柄を発売すると発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.