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スシロー、いつもは1シーズン2回の「かにフェア」で異例の「二度目はない」 背景は?:価格高騰の影響(1/2 ページ)
大手回転寿司チェーン「スシロー」は11月10日、毎年実施している「かにフェア」をスタートした。通常は1シーズン2回行うのだが、カニの仕入れ価格高騰により「二度目はない」としている。
大手回転寿司チェーン「スシロー」は11月10日、毎年実施している「かにフェア」をスタートした。通常は1シーズン2回行うのだが、カニの仕入れ価格高騰により「二度目はない」としている。
同フェアの目玉商品は、富山にある名店「鮨し人」の木村泉美氏が考案した「とやま鮨し人流 蟹すし」(330円)だ。本ずわい蟹を店内で提供直前に“しゃぶしゃぶ”することで、甘みやうまみを引き立てるようにした。「蟹味噌ソース」と一緒に提供する。スシローは、「回転寿司の常識を変える“新定番”となる商品を創る」というコンセプトで、有名料理人らとコラボした「匠の一皿プロジェクト」を実施している。新商品の「蟹すし」もこのプロジェクトの一環として位置付ける。
その他、渡り蟹の希少部位である内子(うちこ)を使用した「かにの内子のせ」や「本ずわい蟹軍艦」(いずれも165円)なども用意した。持ち帰り限定商品として、「蟹の押し寿司」(860円)を提供する。
広報担当者は「フェアを実施するには、ある程度の仕入れ量を確保しないといけない。カニの価格が高騰しているため、今シーズンは1回だけの開催とした」と説明する。例年、同フェアは10月下旬〜11月上旬と、年明けの1月下旬〜2月上旬に開催しているという。
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