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会話できない職場は「ストレス」64% 心理的安全性を感じられる職場の特徴は?:雑談は大切(3/3 ページ)
「職場でコミュニケーションが取れている」と回答したのは6割――転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパンが、9〜10月に同サイトのユーザー8948人を対象に実施したアンケート調査で、こうした結果が判明した。
他愛のない雑談ができる
心理的安全性があると回答した人のうち、最も多かった理由は「他愛のない雑談ができるから」(75%)で、「出社してリアルで会う機会があるから」(34%)、「心身の状態を配慮し合えるから」(28%)が続いた。「気負わず話せる雰囲気があるため、困ったことがあった際すぐに相談しやすい」「出社時は仕事中でもタイミングを見て話しかけられる雰囲気がある」など、雑談や質問のしやすい環境作りが心理的安全性につながっている様子が見て取れた。
コロナ禍でテレワークや在宅勤務が浸透した一方、社員同士でコミュニケーションを取る機会が減ったという声も聞かれるようになった。雑談や質問を気軽にできる環境は社員の感じる心理的安全性にもつながる。いかにしてテレワークと出社のバランスを取りながら、職場でのコミュニケーションを充実させ仕事の成果につなげるか、働き方に関する企業の取り組みが求められている。
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