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処分を受けたのはJINSの田中仁社長 インサイダー取引疑惑でバルミューダが明らかに:「投資家目線で発言したかった」(2/2 ページ)
インサイダー取引の恐れがある株取引をしていたとして、バルミューダが社外取締役を処分した問題で、同社は11月19日、処分を受けたのがジンズホールディングスの田中仁社長であると明らかにした。田中社長は5月、バルミューダ株を購入したが、当時は同社のスマホ事業参入の発表前だった。
スマホ事業参入の発表前にバルミューダ株を購入
田中社長がバルミューダ株を購入したのは5月13日の正午ごろ。社内規定に基づき、株の買い付けを申請していたが、その時点で同社がスマートフォン事業への参入を発表する前だったとともに、翌14日から20日とされていた「売買承認期間」の期間外だった。
その後、13日の深夜に田中社長は「売買承認期間外に誤って取引を行った」とバルミューダ側に申告し、同社も当初は「売買承認期間に関する錯誤によって行われたものであり、悪意をもって行われたものではない」としていた。
だが、その後、第三者を交えた再調査の結果「錯誤による取引とはいえ、社内規程に違反したという事実に対して厳正に処分する必要があるとの認識に至った」として、5月から10月までの役員報酬の全額返納に加え、11月以降、5カ月間100%の減給とした。
また、取引が発覚した時点で適切な社内処分を行わなかったとして、寺尾玄社長に対しても、減給10%(3カ月間)の処分を出していた。
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