ニュース
「BALMUDA Phone」の真価は1年後に分かる? 社長がこだわった「ざらっとした質感」(2/3 ページ)
バルミューダが発表した「BALMUDA Phone」の狙いを考察する。
こだわりが詰まった独自アプリ
そして中身。Android 11を搭載するが、バルミューダ独自のアプリを複数開発した。これらはBALMUDA Phoneだけに搭載される。
ホーム画面は色や表示する情報を好みにカスタマイズでき、左右にフリックすることで、基本アプリの画面を素早く表示できる。2本のストライプをなぞることで、設定したアプリを呼び出すことも可能だ。
スケジュールアプリは、一般的なアプリとは異なり、カレンダーの枠がない。ピンチイン/アウトで過去から現在まで表示範囲が伸縮する。時計アプリは目覚まし設定の簡単さやアラームの音にこだわり、計算機アプリは、三桁カンマ表示のほか、日本人になじみやすい4桁区切りの漢字表記も利用できるようにした。
現在のレートで為替計算も可能で、「大人のための計算機」と発表会で紹介されていた。こうした工夫は「スマートフォンに費やす時間を短くする」(寺尾氏)ためだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
JINS田中社長、バルミューダ株でインサイダー取引“疑惑” 専門家「立件されてもおかしくない」と苦言
JINS田中社長のバルミューダ株を巡るインサイダー取引“疑惑”に関し、金融商品取引法と会社法の専門家に見解を聞いた。
処分を受けたのはJINSの田中仁社長 インサイダー取引疑惑でバルミューダが明らかに
インサイダー取引の恐れがある株取引をしていたとして、バルミューダが社外取締役を処分した問題で、同社は11月19日、処分を受けたのがジンズホールディングスの田中仁社長であると明らかにした。田中社長は5月、バルミューダ株を購入したが、当時は同社のスマホ事業参入の発表前だった。
賛否両論の「BALMUDA Phone」、否定的意見は“想定内”
デザイン性の高さと常識にとらわれない家電を生み出してきたバルミューダがスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表した。4.9インチで10万円超の価格には、賛否両論が飛び交う。発表会で寺尾社長が語った言葉とスマートフォン事業の統括メンバーへのインタビューから、デジタル機器市場で同社が実現したいことを探る。
バルミューダフォン今日発売 “酷評”でも100人中1人が欲しければ大成功になる意外なワケ
バルミューダの株価が、コロナショックの安値を大きく下回った。「BALMUDA Phone」に対する市場の反応は“期待はずれ”だったようだ。しかし、同社の経営計画を確認すると少なくとも会社が傾くような失敗とはならない。そればかりか、一定の成功を収める可能性すら秘めている。
バルミューダ、新型スマホ「BALMUDA Phone」発表 芸術性ある「曲線」だけのデザイン
バルミューダが、同社初のスマートフォン「BALMUDA Phone」を正式発表した。価格は10万4800円で、カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。翌17日から全国のソフトバンク店舗と、バルミューダ公式オンラインストアで予約を始め、同26日に発売する。




