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賛否両論の「BALMUDA Phone」、否定的意見は“想定内”家電メーカー進化論(1/8 ページ)

デザイン性の高さと常識にとらわれない家電を生み出してきたバルミューダがスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表した。4.9インチで10万円超の価格には、賛否両論が飛び交う。発表会で寺尾社長が語った言葉とスマートフォン事業の統括メンバーへのインタビューから、デジタル機器市場で同社が実現したいことを探る。

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 デザイン性の高さと、それまでの常識にとらわれないアイデアで家電を生み出してきた家電メーカー・バルミューダは新会社「BALMUDA Technologies」を立ち上げ、2021年11月17日に第1弾の製品として、同社初となるスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表した。

 最新モデルとしては、かなりの小型となる4.9インチのディスプレイを搭載したスマートフォンは、もともと期待値の高さと話題性から賛否両論が飛び交っている状態だ。

 バルミューダはそれまでの家電市場にはなかった、風の質を高めたDCモーターを搭載した扇風機や、スチームと緻密な温度制御により、究極のトーストを味わえるトースターを生み出し、家電業界の風雲児となった。

 バルミューダの創業者であり代表取締役社長の寺尾玄氏は何を思ってスマートフォン市場に参入したのか。発表会で寺尾社長が語った言葉と、スマートフォン事業を統括するメンバーへのインタビューから、バルミューダがデジタル機器市場で実現しようとしていることを探った。


バルミューダ 代表取締役社長 兼 チーフデザイナー 寺尾玄氏。10代、20代をロックシンガーになるために捧げたのち、03年に有限会社バルミューダデザインを設立。11年にバルミューダ株式会社へ変更
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