ワンカップ大関やあずきバーを“線香”に 老舗メーカー「カメヤマ」が見せるこだわりとは?:3分インタビュー(1/3 ページ)
ローソク・線香の製造販売を手掛けるカメヤマが、ちょっと変わった線香を販売している。昔懐かしいロングセラー商品とコラボした「故人の好物シリーズ」だ。
3分インタビュー:
「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
ローソク・線香の製造販売を手掛けるカメヤマ(大阪市)が、ちょっと変わった線香を販売している。昔懐かしいロングセラー商品とコラボした「故人の好物シリーズ」だ。セイカ食品が展開する「ボンタンアメ」や不二家の「不二家ネクター」などの香りを楽しめる線香を展開。これまでにシリーズ累計で100万個を売り上げた。
線香だけではない。本物そっくりな「ワンカップ大関ローソク」や「井村屋あずきバーキャンドル」といったキャンドルも展開している。1927年創業の老舗企業であるカメヤマは、なぜこのようなコラボ商品を展開しているのか、担当者に話を聞いた。
担当者に聞いてみた
――どのようなきっかけで好物シリーズを発売することになったのでしょうか
カメヤマ担当者: 供養に対し若い世代の方々にも関心を持っていただきたいという思いから、09年に「好物キャンドル」を開発しました。新しい供養の形として、仏壇や墓参りの際に故人の好物をお供えしていただくことで、供養の大切さ、故人をしのぶ尊い時間をご提供できるのではと考え、10年からは線香も含めて「好物シリーズ」として展開しています。好物キャンドルはおかげさまで15年にグッドデザイン賞をいただきました。
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