イメージダウンした「不祥事ランキング」2021 2位は「森喜朗氏の女性蔑視発言」、1位は?:1年を振り返る(1/2 ページ)
広報・メディア対応の専門誌『広報会議』は、2021年の「イメージダウンした出来事」のランキングを発表した。1位になったのは?
広報・メディア対応の専門誌『広報会議』は12月1日、2021年に発覚した企業、自治体、団体などの「イメージダウンした出来事」のランキングを発表した。
1位は「名古屋市長、金メダルをかみ批判が殺到」(31.0%)、2位は「森喜朗氏の女性蔑視発言」(22.8%)、3位は「NAMIMONOGATARI2021、マスクなしの開催で批判殺到」(22.3%)だった。
1位は、名古屋市の河村たかし市長が、東京五輪ソフトボール日本代表選手の金メダルをかんだことが批判された事件。「悪いとは思っていないけど『一応、謝る』という感じが見え見えだった」(38歳女性)、「コロナのこともあるが、衛生的に人のメダルをかむのはどうかと思う」(20歳男性)というコメントが寄せられた。また、「その後の対応もひどかった」(44歳男性)という意見もあった。
2位には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏が「女性が多い会議は時間がかかる」という趣旨の発言をしたことがランクイン。調査対象者からは、「言葉だけの反省で、本質的に理解していない」(59歳男性)や「オリパラに関し日本の代表である人物が恥ずかしい発言をしたので、国内外への印象が悪くなった」(30歳女性)といった声が寄せられた。
3位は、感染防止対策が不十分だったと批判された野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」(愛知県常滑市)。開催者の姿勢について「何の説明や謝罪もせず逃げてしまった事が一番まずい」(36歳男性)という意見が寄せられた。また、「公開された主催者の謝罪文が言い訳ばかりだった」(27歳男性)という声もあった。
今回の調査は、11月9〜10日にインターネット上で実施した。広報会議編集部が選定した14件の企業・団体・個人に関する不祥事(1〜10月までに発覚)の中から、任意で3つまで「イメージが悪化した」項目を選択してランキング化。有効回答数は1000人。
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