スープラに“一筆龍” タカラトミーが「福ものトミカ」発売 縁起のいい動物をデザイン:「新春トミカ」の8作品目
タカラトミーが12月29日に「福ものトミカ」(770円)を発売する。「虎」や「龍」「狛犬(こまいぬ)」など6種の縁起のいい動物をトミカで表現した。
タカラトミーが、12月29日に「福ものトミカ」(770円)を発売する。2013年から発売している「新春トミカ」の8作品目。日本や正月らしさを軸に、通常のトミカとは一味違った商品として訴求する。
「福ものトミカ」では、22年の幸せを願い、「虎」「鷹」「龍」「狛犬(こまいぬ)」「招き猫」「亀」といった6種の縁起のいい動物をトミカで表現した。「鷹」「亀」はトミカに初めて登場する動物で、マット塗装をベースに細やかな金の装飾を施すなど特徴的な風合いを採用した。
例えば、「三菱ランサーエボリューションIV」は、「金運上昇」や「旅の安全」を願う縁起物である虎をモチーフにした。虎が岩場などを力強く駆け回る姿をイメージしている。
龍をモチーフにした「トヨタGRスープラ」では、江戸時代から続く「龍」の「一筆龍」をボディデザインにイメージ。「一筆龍」は龍の体を一筆で一気に描きあげた絵で、「発展、財運、良縁が途切れない」縁起物とされている。
「日産フェアレディZ」は、「商売繁盛」や「千客万来」などの願いを込めて飾られる招き猫」をモチーフにした。花や小判をあしらい、優雅さやかわいらしさを演出している。
新春トミカシリーズは、「日本らしさ」「正月らしさ」を軸にした新春向けの商品。13年に「福々トミカ」を発売して以降、14年に「紅白福々トミカ」、15年「傾きものトミカ」、16年「トミカむかしばなし」、17年「トミカ百人一首」、18年「トミカ書」、20年「万福トミカ」を展開してきた。今回の「福ものトミカ」でシリーズ8作目の商品となる。
同商品は、中身が見えないブラインドパッケージを採用。開けるまで何が入っているか分からない、新年を祝う「くじ形式」とした。全国の玩具専門店やタカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」などで販売する。
あわせて、トミカの累計販売台数が7億台を突破した(12月15日時点)と発表。トミカは1970年に販売を開始し、これまでに1100種以上の車種を展開してきた。近年では定番商品に加え、人気キャラクターやコンテンツとコラボしたシリーズや、ハイディテールコレクションモデル「トミカプレミアム」シリーズなどラインアップを拡大。16年からは、大人向けブランド「tomica」を開始した他、アパレルや日用品を展開し、幅広い層に訴求している。
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