2023年卒の「就職先企業の人気ランキング」 理系1位は「味の素」、文系の1位は?
学情は、2023年卒の「就職企業の人気ランキング」を発表した。文系1位は「伊藤忠商事」、理系1位は「味の素」という結果に。2位以降は? また、文系と理系でそれぞれどのような特徴があったのか?
就活情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)は、2023年卒の学生を対象にした文理別の「就職人気企業ランキング」を発表した。文系1位は「伊藤忠商事」、理系1位は「味の素」がランクインした。
文系2位は「講談社」、3位「集英社」と続いた。上位30社のうちマスコミが8社ランクインした。昨年の5社から3社増加し、マスコミ人気が高まっていることが分かる。
4位の「アサヒ飲料」、10位の「味の素」などの食品系や、5位の「任天堂」、7位の「イオングループ」、11位の「ニトリ」など「おうち時間」の充実を支える企業が人気を集めていることもランキングから明らかになった。
一方、15位の「星野リゾート・マネジメント」、16位の「JTBグループ」、20位の「オリエンタルランド」など、旅行・レジャーも一定の票を集めた。アフターコロナを見すえた採用再開や採用拡大を期待する学生の想いが表れているといえそうだ。
理系1位は「味の素」、2位は「旭化成」、3位は「アサヒ飲料」という結果に。4位「ロッテ」、5位「キユーピー」など食品系の企業が上位10位に6社ランクインした。30位以内でも食品系の企業が14社と人気の高さがうかがえる結果となった。
また、理系学生は「ジョブ型」を好む傾向も見られた。上位10位に入った企業は全て「R&D」や「データアナリスト」など職種別の採用を実施している。研究や開発など配属領域が明確な企業で、理系としての知識や研究内容を生かして仕事をしたいという意向がうかがえる結果となった。
調査は、全国の23年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生を対象にインターネットで実施した。期間は4月1日〜10月31日、有効回答数は8249人。
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