採用担当者が「職務経歴書の検索で注目したワード」 2位は「Webアプリ」、1位は?:関連求人数は3.3倍に
ビズリーチは、企業の採用担当者が職務経歴書を検索する際に使用したワードで、昨年と比較し検索数が上昇したものを「2021レジュメ検索トレンド」として発表した。
ビズリーチ(東京都渋谷区)は、転職サイト「ビズリーチ」にて企業の採用担当者が職務経歴書を検索する際に使用したワードで、昨年と比較し検索数が上昇したものを「2021レジュメ検索トレンド」として発表した。最も上昇した検索ワードは「DX」だった。
2位は「Webアプリ」、3位は「調査」。4位以降は「Web」「環境」「エンジニア採用」「カスタマーサクセス SaaS」「情報セキュリティ」「中途採用」「装置」と続いた。
「DX」の関連求人数は3.3倍に
「DX」の関連求人数(求人名もしくはポジション名に「DX」を含む求人)も増加していて、21年11月の求人数は前年同期比3.3倍だった。新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな業界でDXが急速に進んだことが検索数の伸びにつながった。ビズリーチは今後も、DXを推進できる人材の獲得競争の激化はさらに進むと予想している。
「DX」と一緒に検索されているワードは、「ITコンサル」「データ分析」「IoT」「AI」「サプライチェーン」などが挙げられた。同社は「データ分析に基づき生産性や顧客体験の向上に取り組める人材、一部門のみならずサプライチェーン全体の改善や業務設計ができる人材が求められている」と分析した。
業界問わずデジタル化が急がれるなか、IT人材不足は深刻化し、その状況を反映するように2位の「Webアプリ」、8位の「情報セキュリティ」、16位の「TypeScript」、19位の「AWS GCP」といったIT人材に関連するワードが上位に入った。また、6位には「エンジニア採用」がランクイン。IT人材の中途採用経験のある採用担当者を求める企業が増えていて、IT人材の採用難度が高まっていることがうかがえる。
また、SaaSなどのサブスクリプション型サービスの広がりに伴い、7位に「カスタマーサクセス SaaS」がランクインした。従来の売り切り型の営業とは異なる「カスタマーサクセス」への注目が高まっている。
ランキングは、ビズリーチを利用している企業が会員を検索した「ワード」を算出し作成した。検索ワードの条件は、大文字・小文字の区別なく、検索回数が100回以上で、期間は1〜11月。
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