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東急電鉄、17年ぶりに運賃値上げ 2023年3月から初乗り140円に:10円アップ
東急電鉄が、2023年3月の実施に向け、国土交通大臣宛に鉄軌道旅客運賃の変更認可申請を行ったと発表した。
東急電鉄は1月7日、2023年3月の実施に向け、国土交通大臣宛に鉄軌道旅客運賃の変更認可申請を行ったと発表した。同社の運賃値上げは05年以来17年ぶり。コロナ禍で需要が減少する中、鉄道インフラを維持・更新し、将来世代に負担を先送りすることなく鉄道事業を継続するためとしている。
値上げの対象は、東横線、目黒線、田園都市線など「こどもの国線」を除く全線。初乗り運賃を現在の130円(ICカード使用時は126円)から140円に引き上げる。なお、こどもの国線と通学定期は運賃を据え置く。
運賃値上げによるお客の負担増に配慮し、子育て世代やシニア層に向けた施策なども検討するとしている。
同社は、設備維持に要する費用が年々増加する一方、コロナ禍で、定期利用者が他社と比較しても大きく減少していると説明。今後もコロナ前の需要水準には戻らないとして、運賃引き上げに踏み切ったとしている。
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