クローゼットがワークスペースに 東急が「用途を自由に選択できる」賃貸マンション開業:スタイリオ蒲田II(1/2 ページ)
東急(東京都渋谷区)は、テレワークなどに対応した賃貸マンション「スタイリオ蒲田II」を新築開業する。
東急が、同社初となるテレワークなどの新たなライフスタイルに対応した賃貸マンション「スタイリオ蒲田II」(東京都大田区)を2月に開業すると発表した。単身世帯や二人暮らし向けの賃貸マンションでは、テレワークに対応した間取りの整備が十分でない状況が続いている。単身者の割合が高い蒲田エリアに展開し、需要の取り込みを図る。
東京都の調査によると、都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は2020年4月から11月まで50%以上の状態を継続しており、週3日以上実施する人は46%に上るなど、近年のテレワークの浸透が確認できる。
また、国交省の調査では、自宅で働く際に求める環境として「部屋の中に仕事用のスペースがある」が50%以上を占める一方、1Kや1LDK間取りが多い単身世帯・二人暮らし向け賃貸マンション市場では、テレワークに対応した間取りの整備が十分でない状況が続いている。
特に、蒲田エリアでは25〜35歳の働く世代の人口が多く、単身者の割合も約7割と高いため、同社は「テレワークに適した住環境ニーズが見込まれる」と指摘している。
同物件では、このような新たなライフスタイルに対応した居住空間を提案。全72戸のうち1LDK間取りは、居住者が家具の配置次第で、ウォークインクローゼットとテレワークスペースなど用途を自由に選択できる「こもれルーム」を7戸用意した。
また、パウダールーム空間が広めに設計されている「ゆったりランドリー」を12戸に導入。自宅で過ごす時間が増えても快適に家事・身支度ができるよう、小窓や室内物干し掛け、カウンターも実装している。
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