浴槽をなくして居室スペースを拡大 三菱地所が賃貸マンションに新提案:シャワーユニット「Roomot Shower」
三菱地所レジデンスが、浴槽をなくし生活スペースを創出した全面タイル張りのシャワーユニット「Roomot Shower」を開発した。
三菱地所レジデンスが、浴槽をなくし生活スペースを創出した全面タイル張りのシャワーユニット「Roomot Shower」を開発したと発表した。住宅設備機能の見直しを中心とした空間創生プロジェクト「Roomot」の一環で、同社の賃貸マンション「ザ・パークハビオ 亀戸」(東京都江東区)に導入する。
同社では、2021年6月に洗面化粧台にキッチンを合体させた水回り住宅機器「MIXINK(ミキシンク)」を発表していた。このたび、賃貸マンションの限られたスペースでの「自分らしい暮らし」を創出する取り組みとして、プロジェクトを「Roomot」と命名。アイテムをシリーズ化して展開するとしている。
同プロジェクトの第2弾となる「Roomot Shower」は、浴槽をあまり使わないライフスタイルのお客に向けて展開するもの。ユニットバスの代用として賃貸マンションに導入されているシャワーユニットとは異なり、インテリア性にもこだわった。扉は透明ガラスで内装は全面タイル張りとしたほか、オーバーヘッドシャワーを設置し、ホテルライクな仕様とした。
1月11日に着工した「ザ・パークハビオ 亀戸」には、Roomot Showerと合わせて、洗面化粧台にキッチンを合体させた「MIXINK(ミキシンク)」を導入する。この結果、居室が7.0畳から9.3畳に約33%拡大し、居室内にワークスペースやダブルベッドなどの設置が可能となるほか、さらなる収納スペースを創出できるとしている。
また、MIXINKとRoomot Shower、トイレなどの水回り設備を「コの字」に配置し、囲まれた中央部分を「マルチスペース」とする、特有の水回りユニットをあわせて提案。洗面台とキッチンが兼用されたことで「洗面台」がなくなり、水回りを「大きなひとつのユニット」と捉えることを可能とした。
朝の忙しい時間に身支度を整えながらお湯を沸かすなど、短い動線でマルチに使えるスペースとなる他、生活スペースとの視線も遮られることから生活にメリハリを付けられるとしている。
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