「DAZN」値上げ、2月から月額1925円→3000円に 「詳細は後日発表する」（2/2 ページ）

スポーツ動画配信サービス「DAZN」を運営するDAZN Japan Investmentは、2月22日から月額料金を現行の1925円から3000円に値上げすると明らかにした。

[ITmedia]

競合サービス以上の価格に

　DAZNはJリーグの試合や、サッカー日本代表のワールドカップ予選の試合を放送するなど、サッカーファンを中心に根強い人気を誇る。代表的な競合サービスとしては、同じくサッカーの試合を放送するWOWOWの「WOWOWオンデマンド」（月額2530円）や、スカパーの「スカパー！サッカーオンデマンド」（月額2480円）がある。

サッカー日本代表のW杯予選のアウェイ戦は独占配信している（出典：同社公式Webサイト）

「スカパー！サッカーオンデマンド」（出典：スカパー公式Webサイト）

　これらのサービス以上の料金となるため、値上げの狙いを同社に尋ねたが「詳細を後日発表する」と再度答え、現時点での明言を避けた。

　ただ、事前の告知があったとはいえ、Twitterの反応を見ると、突然の値上げに困惑するユーザーも一部にはいるようだ。

　サッカー放送を巡っては同社は過去、ドイツのサッカーリーグ「ブンデスリーガ」のリーグ戦や、欧州最強のサッカークラブを決める「チャンピオンズリーグ」（CL）の放送をユーザーに事前に通知することなく終了。プレスリリースなどでの正式発表もなかったため、ファンの間で困惑が広がっていた。

CLの試合も告知なく放送を終了し、困惑が広がった（出典：同社の過去のプレスリリース）

　新月額プランでの1000円の値上げは、サブスクサービスとしては大幅な値上げとなる。ユーザーの納得が得られるよう、同社には今後丁寧な説明が求められそうだ。

「DAZN」の運営会社のオフィス（出典：Jリーグ公式Webサイト）