子どもが資格・検定試験を受ける目的 中高生は「入試に役立てるため」が最多、小学生は?:保護者に聞いた(1/2 ページ)
栄光は、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者に、「小中高生の資格・検定に関する調査」を行った。これまでに資格・検定試験を受検したことがある子どもは、小学生で61.9%、中高生で91.6%にも上ることが分かった。
進学塾「栄光ゼミナール」を運営する栄光(東京都千代田区)は、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、「小中高生の資格・検定に関する調査」を実施した。子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがあるか聞いたところ、「受検したことがある」との回答が、小学生で61.9%、中高生で91.6%に上ることが分かった。
資格・検定試験を受検する目的は?
子どもがこれまでに資格・検定試験を受検したことがある保護者に、その目的を聞いた。小学生の保護者で最も多かったのは「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」(66.4%)だった。次いで「学習のモチベーション向上のため」(39.9%)、「学習の目標設定のため」(39.2%)だった。中高生の保護者で最も多かったのは「入試に役立てるため」で59.6%に上り、「将来就きたい職業に役立てるため」(34.4%)、「学校が受検を推奨していたため」(33.0%)も多かった。
オンラインの資格・検定試験
子どもがオンラインで資格・検定試験を受検したことがある割合は、小学生の保護者で8.4%、中高生の保護者で24.1%だった。中高生の約4人に1人が、オンラインで受検をした経験があることが分かった。
現在、子どもが取得した資格・検定があるかの問いに、小学生、中高生の保護者共に90%以上が「ある」と回答した(小学生93.0%、中高生98.6%)。
具体的な資格・検定の種類を聞いたところ、小学生で最も多かったのは「日本漢字能力検定(漢検)」で60.2%、次いで「実用英語技能検定(英検)」が34.6%、「そろばん検定」が18.8%だった。中高生で最も多かったのは「実用英語技能検定(英検)」で87.4%、次いで「日本漢字能力検定(漢検)」が54.3%、「スポーツに関する資格(スイミングや剣道など)」が15.8%だった。同社は2019年と20年にも同様の調査を実施しているが、傾向に大きな変化はなかった。
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