子どもが資格・検定試験を受ける目的 中高生は「入試に役立てるため」が最多、小学生は?:保護者に聞いた(2/2 ページ)
栄光は、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者に、「小中高生の資格・検定に関する調査」を行った。これまでに資格・検定試験を受検したことがある子どもは、小学生で61.9%、中高生で91.6%にも上ることが分かった。
資格・検定試験を受検したことがない理由
一方、子どもが「これまでに資格・検定試験を受検したことがない」と回答した保護者に理由を聞いた。小学生の保護者は「資格・検定の勉強よりも、学校での学習や受験勉強を優先しているから」(54.5%)、中高生の保護者は「資格・検定受検に対する子どもの興味・関心があまりないから」(61.5%)という回答がそれぞれ最多だった。
高校生までに取得してほしい資格・検定
子どもが高校生までの間に取得してほしいと思う資格・検定があるか尋ねた。最も多かったのは、「実用英語技能検定(英検)」(小学生60.6%、中高生71.1%)、次いで「TOEIC/TOEIC Bridge」(小学生46.3%、中高生39.9%)だった。英語に関する資格・検定を取得してほしいと考えている保護者が多いことが分かった。
子どもに「その資格を取得してほしいと思う理由」を聞いた。小学生の保護者で最も多かったのは、「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」「学習の目標設定のため」で共に39.9%、次いで「学習のモチベーション向上のため」(35.7%)、「将来就きたい職業に役立てるため」(39.0%)、「子どもの得意分野や興味を広げるため」(36.2%)だった。中高生の保護者では、「入試に役立てるため」が最も多く、49.7%だった。
今回の調査は、小学1年生〜高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナールや大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、インターネットで行った。期間は21年12月8〜22日、有効回答数は539人(小学生保護者231人、中高生保護者308人)。
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